ネットがテレビを抜いたのは年代ごとにいつか: 平日は10・20代が平成28年度調査から、50代は差が小さく、60代以上はまだ(総務省 平成24〜令和7年度)
「若者はもうテレビを見ない」「ネットがテレビを抜いた」と聞く。では実際に、いつ、どの年代で逆転したのか。自分の年代はまだなのか。
この記事で確かめたのは、総務省の調査で、1日あたりのネット利用の平均時間が、テレビ(リアルタイム)視聴の平均時間を上回ったのは、年代(10代〜60代)ごとに何年度かだ。調べる前の編集部の予想は「10代・20代は全年代より何年も前に逆転していて、60代は直近の調査でも逆転していないのではないか」だった(年代別の値は予備確認の前に見ていない。令和7年度の全年代が平日でネット183.9分・テレビ156.1分という公表値だけ、先に見ていた)。
結論を先に書く。数字は、総務省の日記式調査(平成24〜令和7年度の14年度分)の公式集計表から、平日の平均時間を年代別に並べたものだ。
- 10代・20代は、公表値で初めてネットが上回ったのは平成24〜25年度だが、差が小さい年が続いた。差が小さいとは言えなくなり、以降ずっと続いたのは**平成28年度調査(2016年11〜12月実施)**から。
- 30代は令和元年度調査(2020年1月実施)から、40代は令和3年度調査(2021年11〜12月実施。公表値は令和2年度から)からだ。
- 50代は、令和5年度以降の3年度とも公表値ではネットが上回っているが、差は5〜22分で小さい。上回ったと言い切れる年度は無い。
- 60代と70代は、14年度(70代は6年度)の平日で、一度もネットが上回っていない。令和7年度は60代でテレビが約109分長く、70代で約220分長い。
- 休日は、10代・20代が平成27年度(平日より1年度早い)、30代が令和3年度、40代が令和6年度で、30代以降は平日より遅い。50代以上は令和7年度もテレビが長い。
- 予想は、10・20代が早い点と、60代が逆転していない点で支持された。全年代(13〜69歳)で明確に逆転したのは令和3年度で、10・20代の平成28年度から5年度あとにあたる。50代が境目に残るという点は、予想していなかった。
この記事は総務省の公表資料を、編集部が年代別に並べ直した集計で、総務省が内容を確認したものではない。年度は「調査の年度名」で、実施した月は年度ごとに違う(付録C)。「差が小さい」の判定は、編集部が集計表の標準偏差から出した目安による(「数字を読むときに確かめたこと」の節)。データは2026年10月2日に総務省のサイトから取得した。
平日に10代・20代、30代、40代の順で逆転し、50代は境目に残った
表は、平日1日あたりの平均時間(ネット利用 / テレビ(リアルタイム)視聴)で、年代ごとに逆転の時期を示したものだ。
| 年代 | 公表値で初めてネットが上回った年度(差、分) | 差が小さいとは言えなくなり、以降続いた最初の年度(差、分) | 令和7年度のネット / テレビ(差、分) |
|---|---|---|---|
| 10代 | 平成24年度(+6.0。翌年度は−3.4に戻る) | 平成28年度(+41.2) | 228.3 / 43.4(+185.0) |
| 20代 | 平成25年度(+9.5) | 平成28年度(+43.1) | 266.9 / 46.3(+220.6) |
| 30代 | 令和元年度(+29.9) | 令和元年度(+29.9。境目で、令和2年度以降は明確) | 225.5 / 78.0(+147.5) |
| 40代 | 令和2年度(+9.2) | 令和3年度(+44.0) | 229.2 / 112.3(+116.9) |
| 50代 | 令和5年度(+10.5) | なし(令和5〜7年度の差は+10.5・+22.0・+5.3で、いずれも差が小さい) | 158.0 / 152.7(+5.3) |
| 60代 | なし | なし | 140.2 / 249.3(−109.1) |
| 70代(令和2年度から調査) | なし | なし | 93.8 / 313.5(−219.7) |
3列目の「差が小さいとは言えなくなった」は、ネット−テレビの差が、集計表から出した誤差の目安の2倍より大きくなった年度を指す。目安は、ネットとテレビの平均それぞれの標準誤差を合わせたもので、考え方は後の節にある。「公表値」は集計表に載る平均の値そのもので、年度ごとの全部の値は付録Aにある。
年代ごとに最初の逆転の年度を並べると、10代(平成24年度)、20代(平成25年度)、30代(令和元年度)、40代(令和2年度)、50代(令和5年度)と、年代が若い順に並ぶ。この順番は公表値の上で入れ替わっていない。ただし10代・20代の最初の年度は差が小さく、10代は翌年度に逆戻りした。20代も平成26年度は差が+32.5分と目安を超えたが、平成27年度は+18.9分で小さくなった。確実に上回り続けたと言えるのは平成28年度からだ。
50代は平日でも差が5〜22分で、上回ったとは言い切れない
50代は、令和5年度(+10.5分)、令和6年度(+22.0分)、令和7年度(+5.3分)と、3年度続けて公表値ではネットが長い。ただし、各年度の差を誤差の目安(約12〜14分)と比べると、どれも2倍に届かない。令和6年度の+22.0分でも目安の1.6倍にとどまる。
この3年度の数字からは、50代は、ネットがテレビを抜いたというより、並んだ状態にあると読める。平日のネットは令和4年度の143.4分から令和6年度の181.0分へ伸びた。令和7年度は158.0分だった。テレビは令和4〜7年度に152.7〜163.2分の幅で動いている。
休日の50代は並んでもいない。令和7年度はネットが160.0分、テレビが208.5分で、テレビが約48分長い。この差は目安の約3.5倍だ。
60代・70代は、平日で一度も逆転していない。60代は、平日のテレビが14年度を通じて227〜271分の幅で動いており、平成24年度は263.0分、令和7年度は249.3分だった。この間にネットは33.9分から140.2分へ約4倍になった。差は−229.1分から−109.1分へ縮んだが、まだ約109分ある。
休日は、10代・20代が平成27年度、30代以降は平日より遅く、50代以上は逆転していない
休日の日記は平成25年度から行われている(平成24年度は休日の調査が無い)。同じ判定で休日を見ると、10代・20代は平日とほぼ同じ時期に、30代以降は平日より遅く逆転している。
| 年代 | 公表値で初めてネットが上回った年度(差、分) | 差が小さいとは言えなくなり、以降続いた最初の年度(差、分) | 令和7年度のネット / テレビ(差、分) |
|---|---|---|---|
| 10代 | 平成25年度(+11.0) | 平成27年度(+65.4) | 293.8 / 54.1(+239.7) |
| 20代 | 平成26年度(+33.5) | 平成27年度(+54.5) | 324.5 / 67.4(+257.1) |
| 30代 | 令和3年度(+64.6) | 令和3年度(+64.6) | 234.1 / 95.2(+138.9) |
| 40代 | 令和6年度(+39.9) | 令和6年度(+39.9) | 232.9 / 162.4(+70.5) |
| 50代 | なし | なし | 160.0 / 208.5(−48.4) |
| 60代 | なし | なし | 123.3 / 268.6(−145.3) |
| 70代(令和2年度から調査) | なし | なし | 77.6 / 348.2(−270.6) |
10代・20代は、平日では平成28年度、休日では平成27年度から明確に上回った。30代は平日の令和元年度に対して休日は令和3年度で2年度遅く、40代は平日の令和3年度(公表値は令和2年度)に対して休日は令和6年度で3年度遅い。休日のテレビ(リアルタイム)視聴は、令和7年度の10代〜60代のどの年代でも平日より長い(たとえば40代は平日112.3分、休日162.4分、60代は平日249.3分、休日268.6分)。遅れの理由は、この表だけでは確かめられない。
「全年代でいつ抜いたか」は、70代を入れるかで3年度ずれる
ここまでの年代別の結果とは別に、全年代の値には、同じ調査でも答えが変わる問題がある。
総務省の調査は、平成24〜令和5年度は13〜69歳だった。令和2年度から70代も試行的に調べ、令和6年度からは70代を含む13〜79歳を「全年代」にした。令和7年度の報告書は、令和2〜5年度の全年代の値も70代を含めて再集計して載せており、当時の報告書の数字とは一致しない。令和6・7年度の集計表には、13〜69歳の値も参考として載っている。
それぞれの範囲で平日を並べると、次のようになる。
| 調査 | 13〜69歳(当時の公表の範囲)ネット / テレビ(差) | 13〜79歳(70代を含む再集計)ネット / テレビ(差) |
|---|---|---|
| 令和2年度 | 168.4 / 163.2(+5.2) | 149.3 / 193.2(−43.9) |
| 令和3年度 | 176.8 / 146.0(+30.8) | 156.3 / 171.9(−15.6) |
| 令和4年度 | 175.2 / 135.5(+39.7) | 154.7 / 163.5(−8.8) |
| 令和5年度 | 194.2 / 135.0(+59.2) | 173.6 / 162.9(+10.7) |
| 令和6年度 | 203.5 / 123.8(+79.8) | 181.8 / 154.7(+27.1) |
| 令和7年度 | 201.8 / 125.0(+76.8) | 183.9 / 156.1(+27.8) |
13〜69歳では、公表値で初めて上回ったのは令和2年度(+5.2分)で、差が目安を超えて続くのは令和3年度からだ。70代を入れた13〜79歳では、公表値で初めて上回るのは令和5年度(+10.7分)、差が目安を超えるのは令和6年度からになる。同じ令和2年度の調査で、13〜69歳ではネットが5.2分長く、70代を入れるとテレビが43.9分長い。70代のサンプルは令和2年度で564人日(約282人)あり、70代のテレビ視聴は平日352.3分だった。
13〜79歳で逆転が3年度遅れるのは、70代のテレビが平日で令和2〜7年度とも約305〜352分と長く、ネットが47.3〜93.8分と短いことと整合する。
休日は、13〜79歳で令和6年度(+1.0分)・令和7年度(+3.7分)と公表値ではネットが上回っているが、差は誤差の目安(約7分)より小さく、上回ったとは言い切れない。総務省の令和7年度の公表は、「全年代では、平日、休日ともに、「インターネット利用」が「テレビ(リアルタイム)視聴」を超過し、その差を拡大しつつある」と述べている。令和7年度の1年分で見ると、差の変化は平日が+27.1→+27.8分(0.7分)、休日が+1.0→+3.7分(2.7分)で、どちらも誤差の目安(平日約6分、休日約7分)より小さい。「拡大しつつある」は数年度の推移を指した表現と読める。平日は令和4年度の−8.8分から令和7年度の+27.8分へ変わった。休日は令和4年度の−42.8分から令和7年度の+3.7分で、令和7年度の値の大小は断定できない。
平日の差の推移を見ると、年代で形が違う
グラフは、平日のネット−テレビの差の推移を、10〜40代と50・60代に分けて示したものだ。0より上がネットが長い年度を表す。
令和7年度の差は、10代が+185分、20代が+221分、30代が+148分、40代が+117分だ。10代・20代は、平成28年度ごろから差が広がり、令和2年度以降は10代が134.3〜218.6分、20代が167.4〜221.9分の高い水準にある。30代は平成30年度まで0以下で、令和元年度から上向いた。40代は令和2年度に0付近(+9.2分)に達してから伸びた。
令和7年度の差は、50代が+5分、60代が−109分だ。50代は令和5年度以降、+5.3〜+22.0分の0付近で動いている。60代は一貫して0より下で、−229.1分から−109.1分へ差が縮んでいる。
令和元年度から令和2年度にかけては、6つの年代すべてで平日の差が上がった(10代で+98.9→+151.1分、20代で+75.9→+167.4分、30代で+29.9→+53.2分、40代で−31.8→+9.2分、50代で−87.4→−65.5分、60代で−190.9→−165.9分)。令和2年度の調査は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、11都府県を対象とした緊急事態宣言の下で行われた、と総務省の令和7年度報告書は書いている。令和3年度以降の差は、20〜60代では令和2年度より大きい。10代は令和3年度が+134.3分、令和4年度が+149.0分で令和2年度の+151.1分より小さく、令和5年度以降は+185.0分以上だった。この数字だけでは、令和2年度の上昇の理由は言えない。
数字を読むときに確かめたこと
年代別の差の読み方に関わる、調査の設計と定義を確かめた。
- 標本は日別の記録で、割当抽出: 令和7年度は13〜79歳の1,800人を、性別・年代で住民基本台帳の実勢に比例させて割り当てる方法(ランダムロケーションクォータサンプリング、全国125地点)で選んでいる。年代別の人数は10代140人、20代218人、30代235人、40代298人、50代338人、60代274人、70代297人だ。平日は1人が2日分を記入するので、集計表のNは人数の2倍(人日)になる。休日は1日分で、Nは人数に等しい。
- 平日と休日を分けて見る: 日記は平日2日と休日1日を記入する(休日の調査は平成25年度から)。平成24年度は、集計表に平日・休日の区別が無い。平成25年度の公式の概要が、平日の値を平成24年度と比べているので、平日の系列に入れたが、平成24年度の表が平日だけの集計かどうかは、この記事では確かめていない。
- 調査の時期が年度で違う: 実施は、平成24年度が2012年9〜10月、平成25〜29年度と令和3〜7年度が11〜12月ごろ、平成30年度が2019年2〜3月、令和元年度が2020年1月、令和2年度が2021年1月だ(付録C)。平成30〜令和2年度は、例年と実施の月が違う。総務省も令和元年度の報告書で、例年は11〜12月ごろの実施であることを注記している。年度名の1年ごとの間隔が、実施時期の間隔と一致しない年がある。
- 「ネット利用」の定義: 集計表の注記では、全年度とも「機器を問わず、全てのインターネット利用」の合計だ。内訳の項目は、スマートフォン・携帯電話の欄で見ると、平成25・26年度、令和元・2・5〜7年度に名称や区切りが変わっている(たとえば令和5年度に印刷物の電子版が別項目になった)。合計の定義が内訳の変更でどう変わったかは、公式資料から確かめられなかった。
- ネットにはテレビ受像機で見た動画が含まれる: 令和7年度の平日、50代のネット158.0分のうち、テレビ受像機でのネット利用(YouTube・配信サービスなど)は14.9分だ。この分を除くと143.1分で、テレビ(リアルタイム)152.7分より短くなる計算になる。この引き算は編集部の計算で、公式はこの比較をしていない。
- ながら利用は別々に数える: 日記は15分刻みで、同じ時間帯に複数の情報行動を記入できる。テレビを見ながらスマートフォンを使えば、ネットとテレビの両方に時間が入る。そのため、差は、ネットとテレビの間で入れ替わった時間を表すものではない。
- 年代は、その年度のその年代の人たち: 同じ人を追い続ける調査かどうかは確かめていない。「30代がいつ逆転した」は、その年度の30代の平均がテレビを上回った時期という意味で、ある世代の人が年を取って逆転した時期とは別に読む必要がある。
- 誤差の目安の出し方: 集計表には平均と標準偏差がある。各平均の標準誤差を「標準偏差÷√人数」(平日は人数=人日の半分)で出し、ネットとテレビの標準誤差を二乗して足した平方根を、差の誤差の目安とした。差がその2倍より大きければ「明確」、小さければ「差が小さい」とした。これは単純な式による目安で、いくつかの限界がある。ネットとテレビは同じ人の時間なので、本来は両者の相関を考えた誤差が必要だが、集計表から相関は分からない。実際の誤差が目安より大きいか小さいかは確かめていない。標本は割当抽出で、確率抽出ではなく、記入漏れ・非回答の偏りは含まれない。「2倍」の線は便宜で、境目付近(30代の令和元年度は2.2倍)は断定を避けて書いた。
ここから考えられること(考察)
ここからは、上の数字を材料にした編集部の考察で、確認した事実とは別に書く。
年代の順番は、平日も休日も崩れなかった。 公表値で最初に上回った年度は、平日が10代、20代、30代、40代、50代の順で、休日が10代・20代、30代、40代の順だ。60代・70代はどちらも上回っていない。令和7年度のテレビ(リアルタイム)視聴は、平日で10代の43.4分から60代の249.3分まで、年代が上がるほど長い。
10〜50代では、ネットの増加とテレビの減少の両方が、差の変化に表れている。 平日のテレビは、10代で102.9分から43.4分、20代で121.2分から46.3分、30代で158.9分から78.0分、50代で219.2分から152.7分へ、平成24年度から令和7年度にかけて減った。60代はテレビが263.0分から249.3分へ13.7分減ったのに対し、ネットは33.9分から140.2分へ106.3分増えていて、差の縮小の大部分はネットの増加による。どちらの動きが逆転の時期を決めたかは、この資料から年代別に切り分けていない。
令和7年度の「並んだ」50代は、この先どうなるか言えない。 平日の50代は令和5〜7年度で差が+5〜22分と小さく、毎年の動きが誤差の目安と同程度だ。このまま逆転が続く、あるいは戻る、のどちらの根拠も、3年度の数字にはない。休日の50代は、令和7年度もテレビが約48分長い。
全年代の「ネットがテレビを抜いた」は、年齢の範囲と平日・休日で時期が変わる。 平日は、13〜69歳なら令和2〜3年度、13〜79歳なら令和5〜6年度だ。休日の13〜79歳は、令和7年度でも差が小さい。同じ調査の同じ年度でも、70代を入れるかで結論が変わる。この表現を見るときは、年齢の範囲と、平日か休日かを合わせて見る必要がある。
確かめた範囲と言えないこと
- 比べたのは、総務省の日記式調査の平均時間だけだ。アンケート調査(利用率・重要度・信頼度など)は使っていない。
- 逆転の原因(動画配信、SNS など)は確かめていない。報告書にはネットの項目別の時間があるが、この記事では使っていない。
- 平成24年度の表が平日だけかどうかは、確かめていない。系列に含めた根拠は、平成25年度の公式概要が平日の値を平成24年度と比べている点だ。
- 誤差の目安は、本来の誤差と一致するとは確かめていない。判定が境目付近(30代の令和元年度、50代の令和6年度、20代の平成26年度)の年度は、目安を変えれば判定が変わる。
- 年代別の人数は140〜340人ほど(令和7年度。平日の集計表のNはその2倍の人日)と小さい。逆転の年度は、1年度分の動きで前後する可能性がある。
- 令和2〜5年度の70代は、試行的に調べた参考扱いの値だ。令和元年度以前は70代の調査が無い。
- 令和8年度以降の動きは予測しない。
まとめ
総務省の調査で、平日のネット利用がテレビ(リアルタイム)視聴を明確に上回り続けるようになったのは、10代・20代が平成28年度調査、30代が令和元年度、40代が令和3年度だった。50代は平日でも差が小さく、60代・70代は令和7年度も逆転していない。休日は、10・20代で平成27年度(平日より1年度早い)、30代以降は平日より遅く、全年代(13〜79歳)では令和7年度の差も誤差の目安より小さい。「ネットがテレビを抜いた」は、年代と、平日か休日か、70代を含むかで、時期が数年ずれる。
付録A 平日の年代別の平均時間(ネット / テレビ、分)
※は、差が誤差の目安の2倍より小さい年度(差が小さい)。「13〜69歳」は、令和6・7年度は集計表の【参考】13〜69歳の値。
| 調査 | 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 13〜69歳 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 平成24年度 | 108.9 / 102.9※ | 112.5 / 121.2※ | 76.5 / 158.9 | 74.6 / 187.4 | 51.3 / 219.2 | 33.9 / 263.0 | 71.6 / 184.7 |
| 平成25年度 | 99.1 / 102.5※ | 136.7 / 127.2※ | 87.8 / 157.6 | 70.0 / 143.4 | 61.8 / 176.7 | 36.6 / 257.0 | 77.9 / 168.3 |
| 平成26年度 | 109.3 / 91.8※ | 151.3 / 118.9 | 87.6 / 151.6 | 82.5 / 169.5 | 68.0 / 180.2 | 32.2 / 256.4 | 83.6 / 170.6 |
| 平成27年度 | 112.2 / 95.8※ | 146.9 / 128.0※ | 105.3 / 142.4 | 93.5 / 152.3 | 74.7 / 219.8 | 35.7 / 257.6 | 90.4 / 174.3 |
| 平成28年度 | 130.2 / 89.0 | 155.9 / 112.8 | 115.3 / 147.5 | 97.7 / 160.5 | 85.5 / 180.6 | 46.6 / 259.2 | 99.8 / 168.0 |
| 平成29年度 | 128.8 / 73.3 | 161.3 / 91.8 | 120.4 / 121.6※ | 108.3 / 150.3 | 77.1 / 202.0 | 38.1 / 252.9 | 100.4 / 159.4 |
| 平成30年度 | 167.4 / 71.8 | 149.8 / 105.9 | 110.7 / 124.4※ | 119.7 / 150.3 | 104.3 / 176.9 | 60.9 / 248.7 | 112.4 / 156.7 |
| 令和元年度 | 167.9 / 69.0 | 177.7 / 101.8 | 154.1 / 124.2 | 114.1 / 145.9 | 114.0 / 201.4 | 69.3 / 260.3 | 126.2 / 161.2 |
| 令和2年度 | 224.2 / 73.1 | 255.3 / 88.0 | 188.6 / 135.4 | 160.2 / 151.0※ | 130.0 / 195.6 | 105.5 / 271.4 | 168.4 / 163.2※ |
| 令和3年度 | 191.5 / 57.2 | 275.0 / 71.2 | 188.2 / 107.4 | 176.8 / 132.8 | 153.6 / 187.7 | 107.4 / 254.6 | 176.8 / 146.0 |
| 令和4年度 | 195.0 / 46.0 | 264.8 / 72.9 | 202.9 / 104.4 | 176.1 / 124.1 | 143.4 / 160.7※ | 103.2 / 244.2 | 175.2 / 135.5 |
| 令和5年度 | 257.8 / 39.2 | 275.8 / 53.9 | 201.9 / 89.9 | 176.2 / 134.6 | 173.8 / 163.2※ | 133.7 / 257.0 | 194.2 / 135.0 |
| 令和6年度 | 243.4 / 39.7 | 257.2 / 52.6 | 225.8 / 80.2 | 200.2 / 117.5 | 181.0 / 159.0※ | 151.3 / 226.7 | 203.5 / 123.8 |
| 令和7年度 | 228.3 / 43.4 | 266.9 / 46.3 | 225.5 / 78.0 | 229.2 / 112.3 | 158.0 / 152.7※ | 140.2 / 249.3 | 201.8 / 125.0 |
平日のネット−テレビの差(分)は、グラフの元の数値で、上の表から引いたものだ。
| 調査 | 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 平成24年度 | +6.0 | -8.7 | -82.4 | -112.8 | -167.9 | -229.1 |
| 平成25年度 | -3.4 | +9.5 | -69.9 | -73.5 | -115.0 | -220.3 |
| 平成26年度 | +17.5 | +32.5 | -64.0 | -87.1 | -112.2 | -224.2 |
| 平成27年度 | +16.4 | +18.9 | -37.1 | -58.8 | -145.1 | -221.8 |
| 平成28年度 | +41.2 | +43.1 | -32.2 | -62.7 | -95.1 | -212.5 |
| 平成29年度 | +55.5 | +69.5 | -1.2 | -42.0 | -124.9 | -214.8 |
| 平成30年度 | +95.6 | +43.9 | -13.7 | -30.6 | -72.6 | -187.7 |
| 令和元年度 | +98.9 | +75.9 | +29.9 | -31.8 | -87.4 | -190.9 |
| 令和2年度 | +151.1 | +167.4 | +53.2 | +9.2 | -65.5 | -165.9 |
| 令和3年度 | +134.3 | +203.8 | +80.8 | +44.0 | -34.1 | -147.2 |
| 令和4年度 | +149.0 | +191.9 | +98.4 | +52.0 | -17.3 | -141.0 |
| 令和5年度 | +218.6 | +221.9 | +112.0 | +41.6 | +10.5 | -123.3 |
| 令和6年度 | +203.6 | +204.7 | +145.6 | +82.8 | +22.0 | -75.4 |
| 令和7年度 | +185.0 | +220.6 | +147.5 | +116.9 | +5.3 | -109.1 |
付録B 休日の年代別の平均時間(ネット / テレビ、分)
※は付録Aと同じ。休日は平成25年度から。
| 調査 | 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 13〜69歳 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 平成25年度 | 151.7 / 140.7※ | 170.3 / 170.7※ | 93.8 / 221.0 | 73.3 / 204.3 | 50.0 / 254.2 | 29.2 / 305.7 | 86.1 / 225.4 |
| 平成26年度 | 180.5 / 147.4※ | 194.9 / 161.4※ | 101.7 / 197.5 | 82.9 / 233.9 | 73.7 / 265.3 | 33.5 / 310.3 | 100.6 / 228.9 |
| 平成27年度 | 221.3 / 155.8 | 210.0 / 155.4 | 131.3 / 197.1 | 91.9 / 208.6 | 70.4 / 300.1 | 37.1 / 317.1 | 113.7 / 231.2 |
| 平成28年度 | 225.7 / 122.9 | 216.1 / 152.7 | 119.5 / 202.5 | 117.1 / 222.4 | 80.1 / 250.4 | 43.3 / 325.1 | 120.7 / 225.1 |
| 平成29年度 | 212.4 / 120.5 | 228.8 / 120.3 | 135.9 / 166.9 | 109.2 / 213.3 | 82.4 / 265.7 | 44.6 / 320.7 | 123.0 / 214.0 |
| 平成30年度 | 271.0 / 113.4 | 212.8 / 151.0 | 150.2 / 187.2 | 145.3 / 213.9 | 115.0 / 260.8 | 64.3 / 315.3 | 145.8 / 219.8 |
| 令和元年度 | 238.5 / 87.4 | 223.2 / 138.5 | 149.4 / 168.2※ | 98.8 / 216.2 | 107.9 / 277.4 | 56.1 / 317.6 | 131.5 / 215.9 |
| 令和2年度 | 290.8 / 93.9 | 293.8 / 132.3 | 191.3 / 198.1※ | 154.5 / 232.7 | 127.8 / 256.5 | 83.7 / 334.7 | 174.9 / 223.3 |
| 令和3年度 | 253.8 / 73.9 | 303.1 / 90.8 | 212.2 / 147.6 | 155.7 / 191.1 | 119.0 / 242.6 | 92.7 / 326.1 | 176.5 / 193.6 |
| 令和4年度 | 285.0 / 69.2 | 330.3 / 89.6 | 199.9 / 152.5 | 157.5 / 191.0 | 134.9 / 220.5 | 105.4 / 291.4 | 187.2 / 182.9※ |
| 令和5年度 | 342.2 / 56.8 | 309.4 / 66.0 | 218.3 / 121.2 | 176.2 / 188.2※ | 152.7 / 225.2 | 119.3 / 307.6 | 202.5 / 176.8 |
| 令和6年度 | 316.1 / 41.7 | 302.7 / 62.7 | 218.4 / 103.8 | 199.0 / 159.1 | 164.9 / 200.4 | 130.8 / 276.8 | 208.2 / 155.8 |
| 令和7年度 | 293.8 / 54.1 | 324.5 / 67.4 | 234.1 / 95.2 | 232.9 / 162.4 | 160.0 / 208.5 | 123.3 / 268.6 | 215.7 / 157.8 |
付録C 調査の実施時期と標本
実施期間は各年度の公式の概要資料による。Nは、集計表の「全体」の値で、平日は人日(1人2日分)、休日は人数。令和6・7年度の全体は13〜79歳(1,800人)で、それ以前は13〜69歳(1,500人)。
| 調査 | 実施期間 | 平日のN(全体) | 休日のN(全体) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 平成24年度 | 2012年9月20日〜10月11日 | 3,000 | — | 平日・休日の区別なし(休日の調査は平成25年度から) |
| 平成25年度 | 2013年11月30日〜12月8日 | 3,000 | 1,500 | |
| 平成26年度 | 2014年11月15日〜21日 | 3,000 | 1,500 | |
| 平成27年度 | 2015年11月14日〜20日 | 3,000 | 1,500 | |
| 平成28年度 | 2016年11月26日〜12月2日 | 3,000 | 1,500 | |
| 平成29年度 | 2017年11月11日〜17日 | 3,000 | 1,500 | |
| 平成30年度 | 2019年2月23日〜3月1日 | 3,000 | 1,500 | 例年(11〜12月ごろ)と違い2〜3月 |
| 令和元年度 | 2020年1月14日〜19日 | 3,000 | 1,500 | 例年と違い1月 |
| 令和2年度 | 2021年1月12日〜18日 | 3,000 | 1,500 | 1月。11都府県を対象とした緊急事態宣言下(令和7年度報告書) |
| 令和3年度 | 2021年11月30日〜12月6日 | 3,000 | 1,500 | |
| 令和4年度 | 2022年11月5日〜11日 | 3,000 | 1,500 | |
| 令和5年度 | 2023年12月2日〜8日 | 3,000 | 1,500 | |
| 令和6年度 | 2024年12月2日〜8日 | 3,600 | 1,800 | 13〜79歳(1,800人) |
| 令和7年度 | 2025年12月1日〜7日 | 3,600 | 1,800 | 13〜79歳(1,800人) |
付録D 公式の「初めて超過」との照合
各年度の公式の概要に、年代・全年代での「初めて超過」の記述がある。この記事の公表値の表と、同じ年度・同じ対象で一致するかを確かめた。
| 公式の記述 | 公式資料 | この記事の表 |
|---|---|---|
| 平日では30代が調査開始から初めてテレビ(リアルタイム)視聴を上回る | 令和元年度の概要 | 30代の平日は令和元年度に+29.9分で、平成24〜30年度は上回っていない(一致) |
| 全年代の平日で、ネット利用がテレビ(リアルタイム)視聴を初めて超過 | 令和2年度の概要 | 13〜69歳の平日は令和2年度に+5.2分(一致。差は目安より小さい) |
| 休日のネット利用が、テレビ(リアルタイム)視聴を全年代で初めて超過(平日は3年連続) | 令和4年度の概要 | 13〜69歳の休日は令和4年度に+4.3分(一致。差は目安より小さい)。平日は令和2〜4年度の3年度 |
| 平日の50代で、テレビ(リアルタイム)視聴を初めて超過 | 令和5年度の概要 | 50代の平日は令和5年度に+10.5分(一致。差は目安より小さい) |
| 休日の40代で、ネットがテレビ(リアルタイム)を初めて超過 | 令和6年度の概要 | 40代の休日は令和6年度に+39.9分(一致) |
| 全年代では、平日、休日ともに、ネット利用がテレビ(リアルタイム)視聴を超過し、その差を拡大しつつある | 令和7年度の公表 | 13〜79歳の平日+27.8分(令和6年度+27.1分)、休日+3.7分(令和6年度+1.0分) |
どの公式の記述も、「初めて超過」は公表された平均値の大小を述べたもので、誤差の目安は書かれていない。
付録E 集計方法
- 資料は、総務省情報通信政策研究所の「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」の、日記式調査結果集計表(Excel)14本。各年度の概要資料(PDF)で、調査の期間・対象・留意点を確かめた。
- 「ネット」は集計表の行「ネット利用(機器を問わず、全てのインターネット利用)」、「テレビ」は「テレビ(リアルタイム)視聴(機器を問わず)」の、各年代の列の「平均」。標準偏差・N は同じ表から取った。令和2〜5年度の70代は、別シート「日記式(平日)70代」「日記式(休日)70代」から取った。
- 令和7年度は、集計表のシートの年代別の値が、令和7年度報告書の表1-1-1-1(テレビ(リアルタイム)視聴時間: 43.4・46.3・78.0・112.3・152.7・249.3・313.5分)と一致することを確かめた。令和2〜5年度の13〜79歳の値は、13〜69歳と70代の値を人日で重みづけして出し、令和7年度報告書の図に載る全年代の値(令和2年度の平日 ネット149.3分・テレビ193.2分など)と一致することを確かめた。
- 集計は
scripts/soumu_xlsx.py(Excel の読み取り)、scripts/soumu_media_extract.py(取り出し)、scripts/soumu_media_aggregate.py(差と目安の誤差)、scripts/soumu_media_summary.py(逆転年度の判定)で行った。取得時の User-Agent に連絡先は含めていない。
出典
- 総務省情報通信政策研究所「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」の調査結果ページ(各年度の集計表・報告書の一覧。2026年10月2日取得): https://www.soumu.go.jp/iicp/research/results/media_usage-time.html
- 総務省「令和7年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書の公表」(令和8年6月26日付。2026年10月2日取得): https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01iicp01_02000130.html
- 同「令和7年度 報告書(概要)」(2026年10月2日取得): https://www.soumu.go.jp/main_content/001079136.pdf
- 同「令和7年度 報告書」(2026年10月2日取得): https://www.soumu.go.jp/main_content/001079141.pdf
- 同「令和7年度 日記式調査結果集計表」(2026年10月2日取得): https://www.soumu.go.jp/main_content/001079079.xlsx
- 同、平成24〜令和6年度の日記式調査結果集計表と概要資料(URL は調査結果ページに掲載。2026年10月2日取得)