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新作TVアニメ『魔法騎士レイアース』を1994年版と比べた: 公式発表21件の順番と、放送・配信・スタッフ・キャスト(2026年9月時点)

CLAMP の漫画『魔法騎士レイアース』が、30年あまりを経て新しいTVアニメになる。放送は2026年10月7日(水)の夜からで、前のTVアニメは1994年10月に始まった。では、放送の形や届け方は、1994年版からどう変わったのか。

公式に書かれていることを同じ項目で並べると、違いははっきりしていた。トムスのページでは、1994年版はよみうりテレビ1局で全49話、1話30分。2026年版はテレビ朝日系全国ネットで連続2クールの放送になり、放送開始の30分後から、公式の一覧で24項目の配信が順次始まる。放送前の第1話・第2話は、国内のジャパンプレミアより先に、米国の2つのイベントで上映されていた。キャストは、1994年版の配役を確かめられた11役のすべてで、演じる人が入れ替わっている。公式サイトのニュースは放送開始の355日前から21件出ていて、キャストは4回に分けて発表された。

この記事は 2026-09-26 時点 の公式情報だ(公式ページはすべてこの日に取得した。公式YouTubeの動画ページだけ2026-09-27に確認した)。放送前なので、これから情報が足されたり変わったりする。放送後の内容や評判には触れていない。2026年版は公式サイト(rayearth-anime.com)、1994年版はアニメを制作したトムス・エンタテインメントの作品ページを根拠にした。調べ方は、記事の終わりの「付録 調べ方」にまとめてある。

どんな作品か(公式の紹介の範囲)

公式サイトのイントロダクションによると、物語はこうだ。社会見学で東京タワーに来ていた獅堂光・龍咲海・鳳凰寺風の3人が、異世界「セフィーロ」に招喚される。3人は、捕われた姫・エメロードと世界を救う「魔法騎士(マジックナイト)」になれるのか。原作は講談社の「なかよし」で連載された漫画だ。

まず放送と配信を、1994年版と並べる

最初に、放送の形と届け方を同じ項目で並べる。

項目 1994年版 2026年版
放送開始 1994-10-17 2026-10-07
放送終了 1995-11-27 発表なし
話数 全49話 発表なし(「連続2クール」)
1話の長さ 30分 公式ページに記載なし
放送局 よみうりテレビ テレビ朝日系全国ネット(一部地域を除く)。放送情報に個別に載っているのはテレビ朝日・朝日放送・AT-X・アニマックスの4局
曜日・時間帯 トムスのページに記載なし 10月7日(水)よる11:45~(テレビ朝日)
配信 トムスのページに記載なし 公式の一覧に24項目(10月8日 0時15分から順次)

1994年版は、トムスのページでは放送局がよみうりテレビ1局だ。1994-10-17から1995-11-27までの406日をかけて、全49話が放送された。1話は30分。曜日と時間帯は、このページには書かれていない。

2026年版は、テレビ朝日系全国ネットの「IMAnimation W」枠で、毎週水曜の夜11時45分から連続2クールで放送される。話数と1話の長さは、2026-09-26 時点の公式ページには書かれていない。公式の放送情報には、テレビ朝日のほかに朝日放送・AT-X・アニマックスが個別に載っていて、始まる日は局によって違う。AT-X は10月11日から、アニマックスは11月7日からだ。

配信は、テレビ朝日での放送開始の30分後にあたる10月8日0時15分から、17のサービスで順次始まる。AnimeFesta・アニメ放題・ABEMA・FOD・J:COM STREAM・dアニメストア・DMM TV・TELASA・ニコニコ・HAPPY!動画・バンダイチャンネル・ビデックス・Hulu・Prime Video・milplus・U-NEXT・Leminoだ。公式の一覧では、J:COM STREAM・dアニメストア・TELASA・Prime Video・milplusが、見放題・レンタルや連携先の違いで複数の項目に分かれている。そのため、一覧の項目数としては24になる。1994年版については、トムスのページに配信の記載がない。

TMSアニメ公式チャンネル(YouTube、@TMSanimeJP)「TVアニメ『魔法騎士レイアース』メインPV第2弾/10月7日(水)より連続2クールで放送!」(2026-09-20公開)。この節の放送・配信の話題と同じ時期に公式が出したPVで、題名には連続2クール放送とある。映像の中身は、この記事では確かめていない。https://www.youtube.com/watch?v=67GqhfLw3ys

スタッフの役職は、載っている範囲でどう違うか

放送の形が変わったなら、作り手の顔ぶれはどうか。スタッフの一覧から「役職:名前」を取り出すと、1994年版(トムスのページ)は24の役職、2026年版(公式サイト)は18の役職だった。共通する役職は、役職名が同じもの8つと、数える前に対応を決めた2組(キャラクターデザイン、メカのデザイン)で、次のとおりになる。

役職(1994年版 → 2026年版) 1994年版 2026年版
シリーズ構成 まるおけいこ、大川七瀬(CLAMP) 村越繁
美術監督 石垣努 安藤和丸(草薙)
撮影監督 野村隆 田村仁
音響監督 浦上靖夫 阿部秀平
音楽 松尾早人 梶浦由記・尾澤拓実・寺田志保
編集 岡安肇 柳圭介, ACE
色彩設計 平山礼子 中村千穂
監督 平野俊弘(現:平野俊貴) 三浦唯
キャラクターデザイン → キャラクターデザイン・総作画監督 石田敦子 渡部里美
モンスターメカデザイン → 魔神デザイン・魔神メカニックディレクター 山根理宏 牟田口裕基

片方にしか無い役職もある。1994年版だけにあるのは、脚本・絵コンテ・プロデューサー・音楽プロデューサー・音楽監修・オープニングディレクターなど14。2026年版だけにあるのは、副監督・3D統括・クリエィティブプロデューサー・企画プロデュース・アニメーション制作・製作など8だ(2026年版の「原作」は、1994年版では「オリジナルデザイン、キャラクター原案」として書かれている)。

この差を、そのまま作り方の違いとは言えない。1994年版は放送が終わった作品のページで、各話の脚本・絵コンテの担当者まで載っている。2026年版は放送前の公式サイトで、各話の担当者はまだ載っていない。確かめられるのは「2026-09-26 時点でそれぞれのページに載っている役職」の違いまでだ。

制作の体制も並べておく。1994年版は「制作:よみうりテレビ、東京ムービー新社」(トムスのページ。2024年のトムスのプレスリリースには「東京ムービー(現トムス・エンタテインメント)制作」とある)。2026年版は「アニメーション制作:E&H production」「製作:トムス・エンタテインメント、講談社、テレビ朝日」「企画プロデュース:UNLIMITED PRODUCE by TMS」だ。

主題歌は、1994年版がオープニング3曲・エンディング4曲(トムスのページ。エンディングの1曲はアコースティック・ヴァージョン)。2026年版は、2026-09-26 時点でオープニング「乙女の剣」(十明)とエンディング「星灯」(Kawaguchi Yurina)の1曲ずつが発表されている。

声を当てる人は、確かめられた11役すべてで入れ替わった

スタッフに続いて、キャストも見る。2026年版の公式キャスト一覧の13役について、1994年版の配役をトムスのページで引いた。

役 1994年版 1994年版の兼役 2026年版
獅堂光 椎名へきる ― 佐倉綾音
龍咲海 吉田古奈美(現:吉田小南美) ― 大久保瑠美
鳳凰寺風 笠原弘子 ― 高橋李依
エメロード 緒方恵美 イーグル 早見沙織
ザガート 小杉十郎太 ランティス 小野友樹
モコナ 白鳥由里 プリメーラ 菊地美香
クレフ 佐々木望 ― 梶裕貴
プレセア 篠原恵美 シエラ 加藤英美里
フェリオ 山崎たくみ ― 松岡禎丞
アルシオーネ 天野由梨 ― 能登麻美子
アスコット 高山みなみ ― 村瀬歩
カルディナ 確認できない 確認できない 上田瞳
ラファーガ 確認できない 確認できない 安元洋貴

13役のうち11役は、トムスのページで1994年版の配役を確かめられた。カルディナとラファーガの2役は、トムスのページのキャストが「ほか」で終わっていて載っていないため、確認できない。

確かめられた11役のうち、同じ人が演じている役はなかった。もう一つ、兼役にも違いがある。1994年版は、このうち4役が兼役だ(表の「1994年版の兼役」列のとおり)。2026年版の公式一覧は13役に13人で、兼役の書き方はない。ただし、2026年版で発表されているのはこの13役だけで、1994年版で兼役の相手だった役の配役は発表されていない。2026年版で兼役があるかどうかは、今の時点では分からない。

公式発表21件は、放送の355日前から続いた

ここまでは放送・スタッフ・キャストの中身を並べた。次は、それが世に出た順番を見る。公式サイトのニュースは、2025-10-17から2026-09-21までの21件だ。発表のあった日は16日で、最初のニュース(2025-10-17)は放送開始の355日前になる。ただし、トムスのプレスリリースでは、それより前の2024-07-02に「新アニメ化プロジェクト」の始動が発表されている。放送開始の827日前だ。公式サイトのニュースは2025-10-17から始まっているため、この発表は21件には入っていない。

月ごとに見ると、2026年3月が6件、7月が5件、9月が4件で、2025年11月・12月と2026年2月・4月・5月は0件だった。3月28日は AnimeJapan 2026 のステージの当日で、メインキャスト・放送枠・原作者のメッセージの3件が同じ日に出ている。

21件のうち、放送・配信/キャスト/PV・ビジュアル・主題歌のいずれかが付いているのは8件で、次のとおりだ。ニュースの種類は題名の文字で機械的に分けたもので、基準は「付録 調べ方」に書いた。

発表日 放送開始まで 題名(公式サイトのとおり) 種類
2025-10-17 355日 2026年にテレビ朝日系列にて放送決定!ティザービジュアルが解禁! 放送・配信 / PV・ビジュアル・主題歌
2026-03-28 193日 魔法騎士を演じるメインキャスト3人が発表!オフィシャルコメントも到着! キャスト
2026-03-28 193日 2026年10月よりテレビ朝日系全国ネット“IMAnimation W”枠にて放送開始決定! ティザーPVとキービジュアルも公開! 放送・配信 / PV・ビジュアル・主題歌
2026-06-05 124日 物語の根幹をなす追加キャスト3人が発表!オフィシャルコメントも到着! キャスト
2026-07-05 94日 メインPVとキービジュアル第2弾を公開! PV・ビジュアル・主題歌
2026-07-05 94日 魔法騎士たちを牽引する追加キャスト3人が発表!オフィシャルコメントも到着! キャスト
2026-09-20 17日 メインPV第2弾&主題歌解禁!連続2クール放送も決定! 放送・配信 / PV・ビジュアル・主題歌
2026-09-20 17日 魔法騎士の行く手を阻む強敵たちのキャストが発表!オフィシャルコメントも到着! キャスト
TMSアニメ公式チャンネル(YouTube、@TMSanimeJP)「TVアニメ『魔法騎士レイアース』ティザーPV|2026年10月放送決定!」(2026-03-28公開)。表の2026-03-28行(放送開始決定・ティザーPV公開)と同日に公開された動画だ。映像の中身は、この記事では確かめていない。https://www.youtube.com/watch?v=BgpeWNMZpy4

残りの13件は、AnimeJapan・京まふなど国内イベントの告知・レポートが7件(告知5件のうち1件はAnimeJapanの限定グッズ販売、レポート2件)、Anime Expo・Otakonなど海外イベントの告知・レポートが4件(告知・レポート2件ずつ)、グッズ・書籍の発表が2件、原作者CLAMPからのメッセージが1件だった。種類ごとの件数は次の表のとおりだ。

種類 件数 最初の発表 最後の発表
放送・配信 3件 2025-10-17(355日前) 2026-09-20(17日前)
キャスト 4件 2026-03-28(193日前) 2026-09-20(17日前)
PV・ビジュアル・主題歌 4件 2025-10-17(355日前) 2026-09-20(17日前)
海外イベント 4件 2026-06-05(124日前) 2026-08-06(62日前)
国内イベント 7件 2026-01-16(264日前) 2026-09-21(16日前)
グッズ・書籍 2件 2026-03-06(215日前) 2026-09-11(26日前)
その他 1件 2026-03-28(193日前) 2026-03-28(193日前)

キャストは4回に分けて発表された

前の節で見た13人は、4回に分けて発表されている。ニュース本文の「〇〇役に△△さん」を数えた。

発表日 放送開始まで 人数 累計 役
2026-03-28 193日 3人 3人 獅堂光・龍咲海・鳳凰寺風
2026-06-05 124日 3人 6人 エメロード・ザガート・モコナ
2026-07-05 94日 3人 9人 クレフ・プレセア・フェリオ
2026-09-20 17日 4人 13人 アルシオーネ・アスコット・カルディナ・ラファーガ

放送開始の193日前に主人公の3人が出て、そのあと3人ずつ2回。最後の4人が出たのは、放送開始の17日前だった。

第1話・第2話は、国内より先に米国で上映された

放送開始の前に第1話・第2話が上映された(される)場は、公式ニュースで3回確かめられる。Anime Expo とジャパンプレミアは事前の告知に、Otakon は開催後のレポートに上映が書かれている。

日付 放送開始まで 場所
2026-07-04 95日 Anime Expo 2026(米国・ロサンゼルス)
2026-08-01 67日 Otakon 2026(米国・ワシントンD.C.)
2026-10-03 4日 ジャパンプレミア(東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズ)

Anime Expo の日付は現地時間だ。米国の2つのイベントでの上映は放送開始の95日前と67日前で、国内のジャパンプレミアは4日前だった。公式サイトのニュースでは、Anime Expo での上映は「世界最速上映」と書かれている。

読むときの注意

  • 2026年版の情報は 2026-09-26 時点の公式サイトのものだ。話数・放送終了日・第2クールの主題歌などは、まだ発表されていない。
  • 1994年版は、トムス・エンタテインメントの作品ページに書かれていることだけを使った。放送の曜日・時間帯や、ほかの地域での放送は、このページでは確かめられなかった。
  • ニュースの種類は、題名の文字だけで機械的に分けている。たとえば AnimeJapan のステージの ABEMA 生配信の告知は、題名に「放送決定」などを含まないので「放送・配信」には入れず、「国内イベント」だけに数えた。本文にしか書かれていない内容も、種類には反映していない。
  • 同じ日に出たニュースの中で、どれが先に出たかは確かめていない。本文の表や出典の一覧で同じ日のニュースが複数並ぶときの順番は、公式一覧の並びを逆にしたものだ。
  • 配役の突き合わせは役名が同じものどうしだ。役名の表記は公式サイト(「獅堂 光」など)とトムスのページで空白の有無が違うため、空白を除いてそろえた。
  • YouTubeの動画は補足として置いた。映像の中身は、この記事では確かめていない。放送局名・時刻・配信サービス名・スタッフやキャストの名前などの事実は、これまでどおり公式サイトとトムスのページを根拠にしている。

まとめ

1994年版は、トムスのページで、よみうりテレビの全49話・1話30分と確かめられた。2026年版は、テレビ朝日系全国ネットの夜11時45分の枠で連続2クール。放送開始の30分後から、24項目の配信一覧で順次配信される。放送前には、米国の2つのイベントで第1話・第2話が上映されていた。公式サイトのニュースは放送開始の355日前から21件あり、キャストは4回に分けて13人が発表されている。そのキャストは、確かめられた11役すべてで1994年版と違う人だった。

スタッフの役職の違いは、放送後のページと放送前のページの違いを含んでいる。そのため、比べられる範囲は限られる。

付録 調べ方

  • 2026年版: 公式サイトのニュース一覧・放送配信情報・スタッフキャスト・動画・楽曲のページと、ニュース21件の本文を保存した。ニュース一覧は2ページ目も取得したが、1ページ目と同じ21件だった。
  • 1994年版: トムス・エンタテインメントの作品ページ(放送期間・話数・放送局・スタッフ・キャスト・主題歌)を保存した。このページに無い項目は「記載なし」、公式で確かめられないものは「確認できない」とし、ほかのサイトの情報では埋めていない。
  • トムスのプレスリリース: 2024〜2026年の一覧から、題名に「レイアース」を含むものを探した(2件)。
  • 保存したページから、日付・題名・役職・配役をスクリプトで抜き出して数えた。この記事の表は、そのスクリプトの出力だ。
  • 公式YouTube: 公式サイトのSNSリンクにある TMSアニメ公式チャンネル(@TMSanimeJP)の動画ページを2026-09-27に確認した。本文で示す2本は、動画ページの公開日(構造化データ)が対応する公式ニュースの発表日と一致することを確かめたうえで使っている。放送局名・時刻・配信サービス名などの事実は、これまでどおり公式サイト・トムスのページを根拠にしている。

ニュースの種類は、数える前に題名の文字で分ける基準を決めた。「放送決定」などを含めば「放送・配信」、「キャスト」と「発表」を含めば「キャスト」、「PV」「ビジュアル」「主題歌」のどれかを含めば「PV・ビジュアル・主題歌」、「Anime Expo」「Otakon」は「海外イベント」、「AnimeJapan」「京まふ」「ジャパンプレミア」は「国内イベント」、「グッズ」「重版」は「グッズ・書籍」とした。1件に複数の種類が付くことがある。

出典

すべて取得日は 2026-09-26 だ(公式YouTubeの動画のみ2026-09-27取得)。